
表紙絵/白石ななこ(横浜市・小学校1年)
「てぶくろ」
(指導/今給黎博子)
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特集の主旨
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最近、国や県のレベルで次々と一斉学力テストが実施されている。教科書の内容に沿った「学力」を数値化し、比べ、競う。そこには、情報としての「知識」を身につけることがそのまま「成果」となる学力観がある。
私たちは生活とつながる生きた知識を身につけさせたいと願い、子どもの知りたいという意欲に応える学びの世界を追求してきた。 こどもたちは、新しい事実との出会いや地域の人々との交流をとおして知的好奇心を高めるとともに課題を発見する。そして、調べる活動や友達同士の率直な討論を通して自らの課題を解決することを経験する。このような主体的な学習は、学ぶことの楽しさを実感させるだけでなく、子ども一人ひとりの認識を深めることになる。 |
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もくじ
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グラビア/自然とまるごとあそぶ ● NPO法人 岩国子ども劇場 おや・おや ● 三輪正子/人はお尻の穴からできる 表紙の絵 ● 指導/今給黎博子 私もひとこと ● 山岡雅博/のどもと過ぎた(?!)「登校拒否・不登校」 連載/いま、改めて教育基本法を読む/第九回 ● 古沢常雄 連載/スクランブル*母として女優として人として/第27回 ● 風吹ジュン 新連載/教育してます?/その9 ● 内田春菊 新連載「宮沢賢治の四季」/第九回 ● 三上 満/十二月──冬の詩ふたつ 特集/実践1 ● 矢賀睦都恵 特集/実践2 ● 松藤恭子/小さな池・ビオトープを通して学ぶ 特集/実践3 ● 藤井 景 論文1 ● 谷田川和夫/地域に生きる人の体験から学ぶ 論文2 ● 外山英昭/子どもの探求活動を支える教師の役割──一人ひとりの認識を育てる 北から南から/教育・サークル情報 ● 磯部慎也/子どもと向き合うということ 実感のある学びをつくる授業 ● 大野裕一 研究部/子どもとともにつくる生活教育の実践 ● 蟻川美穂 今月のうた ● 宮武孝太/「歌おう平和を」 |
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編集後記
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新しくクラスを受け持って、とてもやりにくいと感じるときがある。
授業中におしゃべりすると漢字○ページ、宿題を忘れたら漢字○ページという罰を子どもたちの方から要求してくるのである。課せられたノルマを果たせない子どもには当然の措置だという考え方が染み込んでいる。 競争や懲罰で子どもがコントロールされていく学校というのは、非人間的なところになってしまう。ところが、今の社会を反映して子どもたちにはとてもわかりやすい。それで、受け持ちが代わってもクラスのルールとして懲罰を「要求」する子どもが出てくる。 特集で出会った実践は、「驚く」「発見する」「交流する」のテーマにもあるとおり、子どもひとりひとりの人格に働きかける学びである。素直に感じたこと、思ったことがことばとなって交流し、学びを豊かにしていった。 子どもたちは、「いっぱい間違えて勉強になる」と言い、「人々の気持ちが子どもたちの願いにも」なっていった。関わった人々、友達のことばや魅力が子どもたちの活動の大きな原動力になっていく。 ノルマとしての学びは、お互い同士の人格をすり減らしていくが、「驚き」という人格の内側からのエネルギーで始まる主体的な探究活動は、子どもたちを人間として豊かにしていく。 (F) 「その仕事ってもうかるの」という率直な意見が聞かれ、それが受け止められる学級の雰囲気に、谷田川先生は、今は失われている教師の原風景を感じている。本音が飛び交う中で学びが深まる。そんな特集の三実践に触れて、私たちも元気づけられる。 (T) |
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