2005年月号(通巻第677号)
特集 夢は4月にあり──新学期の不安を乗り越える

最新号表紙

表紙絵/河原 けん(横浜市・小学校2年)
「一輪車にのれたよ」
(指導/今給黎博子)

特集の主旨

 4月。教師も子どもも親も、夢と希望とちょっぴりの不安をもって、新学年を迎える。新学年は、教育実践上の様々な問題や子どもとの困難・問題を抱えながらも、新しいプランを練り、教育を語り、夢を語る時である。「こんなん」を乗り越え、「こんな」夢を語ろう。
 今月号では、教師・親共々、教育実践・子育ての「夢とロマン」を語り合い、追求していきたい。

もくじ

グラビア/教室訪問・岸康裕学級 いとう晴好・岸 康裕

おや・おや 杉山 春わが家の「不登校物語」

表紙の絵 今給黎博子

私もひとこと 加藤聡一来年、あなたの学園・地域でもペスタロッチー祭を!

新連載/いま、改めて教育基本法を読む/第一回 中野 光
その「前文」のもつ歴史的な重み

連載/スクランブル*母として女優として人として/第19回 風吹ジュン

新連載/夢の語り場/その1 内田春菊

新連載「宮沢賢治の四季」/第1回 三上 満四月、おれはひとりの修羅なのだ

特集/実践1 渡辺恵津子
学びのプランは子どもの願いと教師の願いを紡ぎ合わせて

特集/実践2 鶴渕信子
“楽しくしたたかに”仲間達といっしょにお茶会を!!

特集/実践3 今井 洋
「地域とともに歩む開かれた鶴ヶ島高校創造委員会」の取り組み

特集/実践4 菅原道彦あそびを創る子どもたち

特集/実践5 渋谷世津子これからも続けたい教育懇談会

論文1 船越 勝
子ども・親・教師の共同で新学期をスタートさせてみませんか

論文2 福岡由美子時の共有

北から南から/教育・サークル情報 曽根啓維埼玉から夏季全国研究集会のお知らせ

実感のある学びをつくる授業 谷保裕子フナ追っかけ大作戦
──湖から産卵にあがる魚からの環境の黄信号──

研究部/子どもとともにつくる生活教育の実践 矢賀睦都恵
わたしたちのまちかど博物館 2年生・生活科
研究部コメント
田中仁一郎

今月のうた 休載
みてきいてよんで
本谷宇一・和田 仁
子どもの本棚
小松福三
事務局だより
次号紹介・編集後記


編集後記

 ご年輩の方をお招きしての会で、歌や合奏の発表後、1年生の児童からの質問「みなさんが、ぼくたち位の時、楽しかったことは何でしたか」「どんなお手伝いしていたんですか」。その答え「おばあちゃんたちが、みなさん位の時、戦争だったの。兵隊さんが必要で、12人産むと表彰されたの。だから兄弟がとても多かったの。いつも、下の子どもをおんぶしたり、一緒に連れて遊んだりしてました。だからお手伝いは、子守りでした」「おじいさんはね、学童疎開に行って、家族と離れて生活していたんだよ。そのことを話すと、『どうして、いやだって言わなかったか』って聞かれるけど、その頃は、自由にものが言えなかったんだよ。自由に言えない雰囲気だったんだ。だから、疎開先で、友達と遊んだりしたよ」。
 あたり前に学校に行って、机・椅子があって、教科書があって……。そして、当たり前に“平和”があったはずなのです。4月に、新学期スタート。読者のみなさまと一緒に、また一歩一歩前進しましょう。
(山岡雅博)

 この10数年、ある圧力によって学校と教師は貶められてきた。だが、子どもたちにとっては、学校も先生もクラスの友達も心の希望であった。惨憺たる、しかも悲しい出来事に見舞われた中越地震の被災地でも、学校が再開され、教師の姿・友達の姿に再開したときの子ども・教師の笑顔と目はキラキラと輝いていた。ここに教育の希望とロマンが厳守している。(古沢常雄)