2004年12月号(通巻第673号)
特集 地域社会・世界とつながり仲間とつながる学び

最新号表紙

表紙絵/きひら かや(和光小学校1年)
ウクライナ民話「てぶくろ」を描く
(指導/落合利行)

てぶくろのお話を聞いて描いた。
どうぶつたちの楽しそうな表情など、じっくりと色をつくり表現した。

特集の主旨

 2004年を締めくくる本号の特集は、京都サークルが担当しました。京都から全国に向けた発信ができればとサークル内で検討し、特集テーマを「地域社会・世界とつながり仲間とつながる学び」としました。

 具体的には、京都府各地で地域社会の「ひと・こと・もの」と子どもたちがつながりながら学びを深め、成長している実践や、そこから視野を広げ、世界の「ひと・こと・もの」とつながりながら学びを発展させている実践など、仲間とつながりながら、小中高大で粘り強く行われている取り組みにスポットを当てました。そこには、教師もやりがいを感じ成長して行く姿がありました。

 また、小中高での学びが、大学での学びや進路選択にどのようにつながっていくのか、いきにくいのかも含めて整理を試みています。


もくじ

グラビア/盲学校の1年 埼玉県立盲学校高等部(普通科)

おや・おや 塚田悦子「南北コリアと日本のともだち展」
──東北アジアの平和を願って……今私たちにできること──

かんたん工作/つ・く・ろ 鬼頭正和

私もひとこと 蝶子縦割り班活動が楽しみ

連載/スクランブル*母として女優として人として/第15回 風吹ジュン

連載「UNDERGROUND」/第9回 後藤竜二いいたいことがある

連載「教育、生活、宮沢賢治」/第21回 三上 満賢治が描いた美しい自然

特集/実践1 岩佐宜始地域の誇り『青谷梅林』に学ぶ

特集/実践2 吉田武彦
前よりも「くちかんばやし」が好きになった──地域マップづくりで生まれたもの

特集/実践3 片桐康志
教師が地域や世界とつながる学びの場──京都の山城社会科学研究会の取り組み

論文1 守口 等
日中韓の青少年交流から見えてきた未来志向の歴史認識

論文2 春日井敏之
自己との対話から社会につながる学びへ──大学におけるキャリア形成

北から南から/教育・サークル情報 尾花 清
日韓の農民・行政職員交流の現場に立ち合って

実感のある学びをつくる授業 齋藤博孝
沖縄の都市河川「屋部川」を見つめた子どもたち

研究部/子どもとともにつくる生活教育の実践 近藤秀子
子どもたちの疑問から始まる「からだの学習」
研究部コメント
本田 功

今月のうた宮武孝太
みてきいてよんで
相川充弘
子どもの本棚
田原和子
事務局だより
次号紹介・編集後記


編集後記

 特産の梅林を教材にした「ふるさとカルタと絵葉書づくり」。
 生徒のフィールドワークによる「地域マップづくり」。
 教科書問題をきっかけに、国際交流・討論を通してつながっていく日中韓の青年たち。
 地域から国際社会の課題まで、要求に根ざした学びを続ける中で培ってきた教師の誇りや地域の人々とのつながり。
 内側の壁と外側の壁に向き合いながら、誠実に生き方や学びを深めていく大学生。

 子どもも大人も「すごいじゃん」と実感できたことが何よりもうれしいことでした。

(春日井)