From Me To You

イラスト

ホームへ戻る

2003/03/31(月)

 昨日紹介した「劣化ウラン弾」についてのページが載っているサイトに、より詳しいページがあったことに気づきました。たしかに「劣化」というと放射能が弱まっているような印象を受けますよね。でもそうではないんだと……。やはりきちんと理解することはたいせつだと思いました。

 きょうは、何人かの方と都知事選の話をしました。「私は反石原だ」とおっしゃる方の中にも、やはり「樋口恵子さんとで迷ってる」という方はいました。うまく説明できたか自信はありませんが、志位さんの話の中にあったことをお伝えすると、「へぇー、そうなの、それは知らなかった」とのこと。それなりの効果はあったみたいで、そう言ってもらえるとやはりうれしい。
 きょうの「しんぶん赤旗」には、丸木先生や三上満さんらが呼びかけ人になって若林さんの政策実現に期待する内容のアピールを発表した、という記事がのりました。石原都政はこの4年間で東京の福祉や教育を(特に高齢者福祉にかかわる部分は徹底的に)ずたずたにしてきましたが、次の4年間に削減対象としてねらっているものの中には「私学助成」も入っているとのこと。「口」ばかり出してきて、その上に教育条件の切り下げや学費負担の増加まで許したら、もう「地方自治体」とは言えなくなってしまう。
 これからもおおいに広めていきたいと思います。

 話はかわって、きょうから我が家もADSLの仲間入りをしました。
 ただこちらの期待がちょっと大きすぎたか「それほど早くないじゃん」というのが第一印象。もちろん今まで(ISDN)と比べたら圧倒的に早いのはたしかなんですが。でも、「テレビを見るような感覚」とまではいきませんでしたが、画像がスパッときりかわるのは見ててやっぱり気持ちいいもんですね。
 「ネット上でのSOHO求人情報」みたいなページを見ても、「ADSL環境」が最低条件になっているというケースが結構あるので、これで多少は仕事の幅も広がるかなぁ、と期待してるんですが……。


2003/03/30(日)

 さきほど、宮谷さんの連載第9回をアップしました。
 題名は「戦争の服、あれこれ」。一昨年の10月、アメリカはすでにアフガニスタンでの戦争を始めてたんですよね。宮谷さんが指摘された「圧倒的に富めるものと貧者の戦争」の構図は今回も同じです。

 きょうの夜9時からやっていたNHKスペシャル「地球市場・富の攻防3/要塞町の人々」という番組、今のアメリカの一断面を象徴しているなぁと思いながら見ました。
 競争社会を勝ち残り、周囲を塀ではり巡らして外部からの人の出入りを閉ざした「要塞町」に住むアメリカの「勝ち組」の人々は、では幸せなのか?
 人は自分のことだけを考えていたら決して幸せにはなれない、番組はそのことを静かに伝えていたように思います。

 今、アメリカの言語学者ノーム・チョムスキーという人の『 9.11 アメリカに報復する資格はない!』(山崎 淳/訳、文芸春秋/刊、1143円+税)という本を読んでいます。(訳は、訳者には悪いですけど、あまり上手とは言えません。)
 2001年の11月に発行された本ながらすでに今日の事態を見越していて、アメリカの知性、良心といったものの存在をあらためて感じました。しかし、少なくとも今のアメリカでは、この「知性」が多数派にはなれなかったということも……。
 世界中を食いものにして「自分のことだけ」を考えて築いたバブル、そしてそれがはじけたばかりの今のアメリカ。アメリカはなんとかそれを「戦争」でカバーしようとしているように見えます。でも、たぶんうまくいかないでしょう。
 それが「アメリカの自分勝手」だということに、世界のいたるところで、ますます多くの人が気づきはじめているのですから。

 03/28のところで紹介したアメリカの非人道的兵器の紹介と告発の「劣化ウラン弾」版がこちらにありました。
 イスラエルではきょう、また「自爆テロ」があったそうです。
 すでに30年以上も「占領地からのすみやかな撤退」を求めた国連安保理決議を無視しつづけているイスラエルに対しては毎年3000億円以上もの無償支援をつづけながら、「大量破壊兵器を廃棄せよ」という国連安保理決議に渋々ながらも従おうとしていたイラクに対しては問答無用で侵略する、そんな「ダブルスタンダード政策」をとりつづけてきたアメリカの責任は重い。

 話はかわって、昨日、再び丸木先生にお会いする機会があったんですが、話が都知事選のことにおよんだとき、樋口恵子さんご本人から丸木先生に「推薦人のひとりになってほしい」旨の電話があったというお話を伺いました。「私は断りましたけどね」とのことでしたが……。
 「反石原」が二つに分かれたというふうに受け止めた人(私も最初はそうでした)も多いのではないかと思いますが、先生のお話をうかがって、なるほど、「石原与党が二つに分かれただけ」という共産党の分析は正しかったんだなぁ、とあらためて思ったことでした。


2003/03/28(金)

 きょう、丸木先生からのお招きで世田谷の和光小学校をたずね、『生活教育』の今後についてのお話をうかがいました。
 詳細はいずれ『生活教育』誌上で報告されることと思いますが、2004年4月号以降も発行を継続するために現在各方面と折衝中とのこと。で、「制作担当者である私と」というのがきょうのお話の内容だった訳ですが……。
 厳しいけれど、それでも、「なんとか光明が見えつつあるのかなぁ」という感触をえることができ、とりあえず少しだけホッとしています。
 ひきつづきご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨日書いた都知事選のこと、緒方さんのお話のかわり?に、昨朝、新宿で行われた街頭演説での志位さんのお話がこちらに載りました。都民のみなさんにはぜひお読みいただきたいなぁ、と……。

 ところで、お気づきでしょうか? イラクを侵略している米英軍のことをどう呼ぶか、各紙・各局によって違ってますよね?
 NHKは「同盟軍」です。さっき見たテレビ朝日は「連合軍」と言ってました。「合同軍」と呼んでいたのはたしかTBS。
 「湾岸戦争」のときはほぼ「多国籍軍」という呼び方で統一されていたと記憶してますが、今回は米英2国+豪少々ということで「多国籍軍」と呼ぶにはちょっと無理がありますもんね。「この戦争の性格をどう見るか」という各紙・各局の立場がこの英米軍に対する「呼び方」にも反映されているんだなぁ、と思いながら見ています。
 「同盟軍」というと、映画「スターウォーズ」の「帝国軍=悪」対「同盟軍=善」の図式を思い浮かべる人も多いだろうし、これはプラスのイメージ。
 「連合軍」というと、やはり第二次世界大戦の時の「連合軍」を思い浮かべる人が多いだろうし、これもややプラスのイメージ。
 「合同軍」、これでやっと中立のイメージでしょうか。
 「空爆か空襲か」や「解放か侵略か」もそうですが、「言葉」に反映されるその視点や立場にこだわりたい、そう思っています。

 現在イラクで使用されている非人道的なアメリカの兵器について、こちらに詳しい紹介と告発が載っていました。これは「必見」です。
 「戦争犯罪人」はいったい誰か?
 戦争がもしアメリカ国土へ攻め込んだイラク軍とアメリカ軍との間で行われているのだったら、仮にアメリカ軍がどんなに残虐な兵器を使用したとしても、それは「フセインが悪い」。でも、今行われているこの戦争は米英軍がイラク国土へ攻め込まなければ起きなかった。米英がどんな理屈をつけようと、だから「ブッシュとブレアが悪い」。
 米英のやっていることは恥ずべき侵略であり戦争犯罪です。


2003/03/27(木)

 きょうは我が家の26回目の結婚記念日。ということで夕飯のメニューは手作りケーキとステーキとサラダでした。

 きょうはまた都知事選の公示日でもありました。夕方、都知事候補・若林さんの街頭演説を聞きに立川へ。個人的にいちばん聞きたいと思っていたのは「共産党が統一候補として樋口さんを推すという選択の余地はなかったのか?」ということだったんですが、弁士の参議院議員・緒方靖夫さんのお話をうかがって、「なるほど、これでは無理だ」ということがよくわかりました。
 石原知事が目玉のひとつとしている「認証保育所」(保育料が高い!)導入のきっかけとなる提言をしたり、「寝たきり老人家庭への補助金打ち切り」を促す発言をしたり……、詳しくはたぶん明日かあさっての「しんぶん赤旗」に載ると思うので、ウェブサイトで公開されたら紹介しようと思ってますが、要するに樋口氏は「かならずしも反石原とは言えない」方だったということ。
 「誰が都知事になるか」は、たんに私自身の生活に深く関わっているというだけでなく、日本の今後にとっても大きな意味がありますから、米英のイラク侵略問題とあわせて、これからも注目していきたいと思ってます。

 イラクでは米英が苦戦しているようです。「解放軍として迎えられるだろう」という読みがはずれるとともに、意外とイラク側の士気が高く抵抗も強いことから戦争の長期化が避けられなくなり、米英側もいらだちが隠せないようだ、といった報道がされるようになりました。
 ついさっき、ブッシュとブレアの合同会見の模様が中継されてましたが、またもや「戦争犯罪人として処罰する」の脅し文句。あれだけたくさんのミサイルや爆弾を落としてイラクの人たちをおおぜい殺し傷付けておいてよく言えたもんです。
 広範囲にわたる大量殺傷を目的とした残虐兵器「クラスター爆弾」や長期にわたる放射能被害をひきおこすことが湾岸戦争で証明された「劣化ウラン弾」、さらに今回初めて実戦で使用されたとされる新兵器「電磁波爆弾」など、まるで兵器の見本市。実際、これは武器商人たちにとっての「晴れ舞台」なのでしょうが。
 アメリカの女性広報官が誤爆について記者からしつこく問いただされると「すべてフセインが悪い」と言って会見を打ち切ったそうですが、「戦争の早期終結ができないのはいつまでも抵抗を続けるフセインのせい」という言い分はキケンだなぁと思いながら見ています。このままいくと「核兵器の使用もやむをえない」と言い出しかねない、それがとても心配です。


2003/03/26(水)

 きょうの「毎日」朝刊の「発信箱」というコラム、ほんとにそうだよなぁと思いながら読みました。たぶん多くのアメリカ国民はイラクのこともよく知らないまま「アメリカはいいことをやっている」と思っているんでしょう。そして、こういう外国に対する無知や無関心がブッシュらのやりたい放題を許している。もちろん青野さんも書かれているとおり、これは日本についても言えることですが……。
 ちょうど今きいた夕方のニュースで、「アメリカがイラク国営テレビのビルに対する空爆を行い、それ以降、海外向けの衛星テレビ放送が止まっている」と言ってます。「敵の放送局をたたく」というのは戦争では重要な作戦のひとつなんでしょうが、今回の場合は、自国民や世界に対して見せたくない情報をこれ以上流されるのはたまらん、というふうにブッシュらが考えたことの現れなのでは?
 つい先ほど行われたバグダッド北部にある市場への空襲で多数のイラク人死傷者がでたそうですが、これからますます凄惨な場面が予想されるからこその「目つぶし」だったのは明らかです。

 ところで、明日は都知事選の公示日。昨日、「若林候補に期待します」という著名417氏の連名アピールが「しんぶん赤旗」に載り、その417氏のお名前がきのうときょうの2回にわけて掲載されました。
 日生連関係では、委員長の中野光先生、顧問の丸木政臣先生と川合章先生のお名前が。また『生活教育』にこれまでご執筆いただいた方々のお名前も、作家の早乙女勝元さんはじめ多数お見受けすることができ、心強く思いました。
 実は、樋口恵子さんも一度『生活教育』にご執筆いただいたことがある方なんでちょっとばかり言いにくいんですが、失礼ながら「自民党でも公明党でも支持してくれるなら大歓迎」という姿勢では期待できそうにないなぁ、というのが私個人としての正直な感想。
 この4年間、「何がムダかといえば福祉がいちばんムダ」として医療・福祉関係の予算を削りつづけてきた石原都政に対して「住民の福祉の向上をはかることこそが地方自治体本来の目的」と正面から主張してきたのは日本共産党だけだった、というのが歴然たる事実だし、樋口さん支持を決めた生活者ネットと民主党も最近ではほとんど「石原与党」というのが実態だったわけですから……。

 話はかわって、きょう、新しいマック用の追加フォント(書体)を注文してきました。ダイナコムウェアという会社から出されている「OpenType」という新しい形式のフォント100書体がセットになったもので、登録ユーザーに対する優待価格は18,900円なり。
 実は以前のマックでは、この業務用フォント(Postscript Font)というのがべらぼうに高かったんです。業界標準となっていたモリサワという会社のものだと1書体の使用権が約5万円でしたから、100書体でこの価格というのがいかに安いかおわかりいただけると思います。
 「これからはごく小額の投資で高品質の印刷版下がつくれるようになる」というのはたしかにありがたいことなんですが、でも、今まで「高額の設備投資」をしてきた者にとってはちょっと複雑な気持ちでもあるんですよねぇ。


2003/03/25(火)

 きょう、『生活教育』5月号の特集原稿2本をファックスとメールでいただきました。ファックスの一部が読めないため再送をお願いしましたが、いちおうこれで特集関係はぜんぶいただけたことになります。ステップの広告版下は校正終了。さきほど版下の出力を終え、明日発送の予定。

 捕虜になった米兵の映像が公開されたことをめぐってイラクに対して「国際法を守れ」と言ってみたり、バグダッド周辺でイラク側が意図的に油を燃やして黒煙をあげていることに対して「イラクは自国民の健康を顧みていない」と非難してみたり、自分たちのやってること自体が「国際法」を無視し、イラク国民の健康(どころか生命までも)を損なっているというのに、なんと身勝手なアメリカの言い分。
 また、やはり「アメリカ兵を歓迎するイラク国民」の映像には、現地のアメリカ人ジャーナリストからも「とてもそんな雰囲気ではない」との疑問が出されているし、「化学兵器工場発見」のニュースも、「そうあってほしい」という意図をうけての「スクープ」だったようですが、「真偽のほどは未確認だがあやしい」というのが真相のようだし……。

 話はかわって、先日出された教育基本法の見直しに関する中教審答申について、「えっ、そういうことなの!?」という記事がきょうの「しんぶん赤旗」に載ってました。こちらでどうぞ。


2003/03/24(月)

 きょうは「STEP」の竹島さんから依頼のあった書籍用の広告版下の作成をしました。さきほどファックスでお送りし校正してもらっているところ。
 また、「りぴーと」の白崎さんから、「ホームページを見たお客さんからご連絡いただきましたよ」とのうれしいメールも。

 きょうの「ニュースステーション」を見ていたら、世論調査の発表をしていました。「戦争を始めたブッシュ・アメリカを支持するか」にはYESが約3割なのに、「アメリカを支持した小泉首相を支持するか」になるとYESが増えて約5割になる。小泉支持の理由の約6割は「北朝鮮問題があるから」だとのこと。
 なんだかなぁ、という感じです。「日本はアメリカに守ってもらわなくちゃいけないんだから、イラクの人々は犠牲になってくれ」と言われてるみたいで悲しくなってきます。ちょうど今日、「仮に北朝鮮が日本にミサイルを打ち込んできたって、アメリカには日本を守るつもりなんてないよ」という意見がこちらに載りました(前にも紹介したことがあるページです)。全面的には賛成できないけれど、アメリカの国家戦略に対する見方は傾聴に値すると思います。


2003/03/23(日)

 宮谷さんの連載第8回をアップしました。
 2001年11月号に掲載されたものですが、この原稿をいただいたのは同年の9月末。そう、あの9.11同時多発テロが起きた直後のことでしたから、宮谷さんもちろんそのことに触れておられます。
 テーマは「バーチャルウォー、あるいは生きる重さ」、どうぞご覧ください。

 一昨日「アメリカの人もがんばってほしい」というようなことを書きましたが、きょうの「しんぶん赤旗」にこんな通信が載っていて、うれしくなりました。
 それから、20日に配信された池澤夏樹さんのメルマガ「新世紀へようこそ」も、その全文が紹介されていてびっくり。「しんぶん赤旗」のサイトにはアップされていないようなので、遅ればせながら「このメールマガジンが面白い・その2」としてこちらにアップしました。
 で、白状?すると、きのうおとといのテレビ、特にNHKについての私の書き込みも、その中の「メディアに言いたいことがある」という部分に触発されて書いたものでした。
 「イラクの自由と平和のために」という「美しい言葉」の向こう側にある現実の姿、それを伝えようという気概が感じられる報道という点では、バグダッド市内に残られた日本人カメラマン?の方の迫真の電話リポートなど、これまでのところTBSが一番だなと思いながら見ているんですが、ご無事を祈りたい。

 03/06のところで紹介した『帝都東京・隠された地下網の秘密』という本、ようやく読み終わりました。戦前の東京には一般国民がうかがい知ることのできない壮大な地下世界があった(今もある?)という話が展開されていくわけで、政治の裏面史としても、地図の意味を考える本としても、面白かった。
 でも、様々な制約から仕方なかったんでしょうが、載せたいけれど載せられない図面があったりとか、資料図の説明が不充分なためにわかりにくかったりとか、論理が年代を行ったり来たりしながら展開されるとかで、文章をきちんと理解するためには、「かなり明晰な頭脳」と、「詳細な地図」および「明治以降の年表」と対照する作業、が必要だと思いました。だから、そのどちらもなかった私はちょっと消化不良気味。
 それでも、「なるほど、あれはそういうことだったのか」と思い当たるフシがずいぶんありましたから、東京の地下鉄をよく利用される方、都内を車で走る機会の多い方、地下鉄や地図に興味のある方なら、きっと興味深く読めると思います。


2003/03/22(土)

 昨日、NHKのことを「やはり『国営放送』らしい」と書きましたが、きょうは「皮肉」でなく少しまじめに書こうかと。もちろんNHKは「国営放送」ではありません。それは私も知っています。
 NHKのサイトの受信料Q&Aのページにも、「NHKは、受信料によって成り立つ公共放送です。半官半民でも、国営放送でも、また商業放送でもありません。受信料は、みなさまのご要望にお応えする放送を行うため、テレビをお持ちの方すべてに公平に負担していただく『特殊な負担金』です。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします」と書かれてますし……。
 ならばということで、「苦情」を言わせてもらうと、少なくともこの侵略戦争に関するこの間の報道について言えば、NHKは私の「要望」にはぜんぜん応えてくれてません。長い放送時間枠を使って流していることの大半は、アメリカと日本政府の言い分やその視点からの報道であって、これが「不偏不党」とか「健全な民主主義の発達に資する」(いずれも「放送法」の中にある文言)という立場からのものとはとても思えません。だから「理解」も「協力」もしたくない、というのが正直な気持ち。

 だいたい、第一波の攻撃は「フセインの殺害を目的としたもの」だったとアメリカ自身が認めていますが、これは「要人暗殺テロ」とどこがどう違うのか?(まさか「暗殺」ではなく「明殺」だからいいなんてことはないですよね? それとも個人や集団が爆弾や飛行機を使ってやれば「テロ」だけど、軍隊がハイテク兵器を使ってやれば「テロ」ではないということ?)
 そして、「気にくわない他国の指導者を死刑にする権利」がアメリカにはあるというならば、その根拠はいったい何なのか?
 アメリカ軍はどんな兵器を使いどんな作戦で攻撃しているのか、その戦略的意味と戦果・戦況は?──そういう話をまったく無意味だとは言いませんが、「もう始まってしまったんだから、今さらこの戦争の是非についてはとやかく言わない」というような報道姿勢は、先の15年戦争の際に放送が果たした役割を深く反省し、ふたたびそういうことのないようにということから制定されたはずの「放送法」の精神にも反するのではないか? とNHKには強く言いたいです。
 と、これを書いている今、ちょうど「アメリカ兵を歓迎するイラク南部クウェート国境に近い町サフワンの住民」という映像がNHKテレビで流されました。いちおう「アメリカ兵を歓迎しているようにも見えます」と断定的な言い方は避けていますが、これだって???だよなぁ……。

 ところで、昨日渋谷で行われた高校生の平和集会の記事と写真がきょうの「しんぶん赤旗」1面に載りました。高2の娘に見せたら、「あっ、これ○○ちゃんだ、○○ちゃんと○○ちゃんもいる、えー、○○先生も行ったんだぁ」とにぎやかなこと。だいぶたくさんの友達が参加していたようです。
 娘も誘われていたんだそうで、「予備校の春期講習があるからゴメンって言ったんだけど、私も行きたかったなぁ」とのこと。若者たちのこういう動きを身近に感じることができて、ちょっとうれしい朝のひとときでした。

 追加です。「もう紹介は終わり」のつもりでいた『from 911/USAレポート』なんですが、今きょう配信されたものを読んだら、上記のこととも関わる内容だったので、またこちらに紹介させてもらうことにしました。
 たまたま開戦を日本で迎えられたという冷泉さんの目から見ると、今の日本のテレビや社会の様子は健全だとのこと。ちょっと意外な感じもしましたが、逆に言えば今のアメリカがいかに不健全な状態かということなんですよね。
 フセイン「暗殺」のことも、「アメリカの失点」と書かれていて、やっぱりそうなんだよなぁ、と……。


2003/03/21(金)

 きょうから3連休なんですね(長年カレンダーとはあまり関係ない生活をしているもんで)。天気もいいし、こんな戦争がなければ気持ちいい休日になったことだろうに……。
 テロに備えて日本でも、米軍基地やアメリカ大使館の警備強化はもちろん、ディズニーランドやUSJなどアメリカと関わりの深い施設では手荷物検査が始められたり、原発などでも警備が強化されているとのこと。「有事法案」も再び国会に上程されるそうだし、暗い時代のはじまりかと思うと気が重くなります。
 気になってテレビのチャンネルをあちこち変えて見ていますが、やはりチャンネルごとの傾向の違いはハッキリしてますね。
 NHKはやはり「国営放送」らしいし、民放でも日本テレビは「読売」、TBSは「毎日」、フジテレビは「サンケイ」、テレビ朝日は「朝日」、テレビ東京は「日経」と、それぞれらしさがちゃんと出ている。アメリカや政府の情報操作に惑わされないよう心して見ていきたいなぁ、と。
 アメリカの横暴をとめることが我々にはできない(この戦争に反対してきた心あるアメリカ国民のみなさんにはぜひ引き続きがんばってほしいですが)にしても、「アメリカ言いなりの日本政府」を変えることなら我々にもできる。
 日本国民であることが恥ずかしくなる今のような「日本政府」でなく、日本国民であることを誇りに思えるような「日本政府」をつくるために、これからも力を尽くしていきたいと改めて思っています。

 ところで昨日、中教審から「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」の答申が出されました。全文が文科省サイトの審議会のページにアップされています。
 中野先生が「前文そのものが削除される可能性もある」と心配されていた件、そこまではさすがに踏み込めなかったようでちょっとホッとしましたが、「国を愛する心」「日本の伝統の尊重」などはしっかり盛り込まれています。
 これらの言葉に特別な意味がこめられているのは自明のこと。侵略戦争に「イラクの自由」という作戦名をつけたりするのと、根っ子は同じなんですから……。


2003/03/19(水)

 明日は『生活教育』の編集会議。きょうは朝から5月号の原稿のテキスト入力をしていました。現在のところ手書き原稿/ワープロ原稿が5本、他にメールでいただいた原稿が3本。
 「原稿は春休みになってから」という先生もいらっしゃるんだろうなぁと思ってるんですが、どうぞよろしく、です。

 アメリカの対イラク侵略戦争の真の狙いについて、「それは『石油代金』の決済をドルからユーロに変えさせないため」という説がこちらに載っています。以前、「石原都知事はこんどの都知事選には出馬しない」という説があるということで紹介したことがあるサイトです。当たってるかどうかはともかくとして、これもなかなか興味深く読ませてもらいました。
 昔、アメリカのエネルギー政策にさからった田中角栄が、アメリカの謀略(ロッキード事件がでっちあげだったということではなく、それがアメリカの意志にもとづいて暴露された事件だったという意味で)によって首相の座を追われるということがありましたが、それとちょっと似たような話だなぁと思いました。
 たしかに、だとすればこの戦争が周辺の産油国首脳たちに及ぼす見せしめとしての効果は高そうです。今回の小泉首相だけでなく日本の歴代首相の誰もが結局はアメリカの「忠犬ポチ」みたいな働きしかしてこなかったことを見ても、今でも見せしめとしての「田中効果」はちゃんと機能しているらしい、ということがわかりますからね。


2003/03/18(火)

 日本時間午前10時から行われたブッシュ「大統領」のテレビ演説をライブ(同時通訳)で見ました。表情はいつになく神妙でしたが、「実態を伴わない言葉」がいかに軽く、しらじらしく聞こえるものか……、やたらと連発された「平和」とか「自由」という言葉が、これではかわいそう、と思いました。
 ブッシュは「フセインの命令をきいて大量破壊兵器を使用したイラク兵士も戦争犯罪人として断罪されるだろう」というようなことも言ってました。でもそれなら何故、頼まれもしないのによその国へ押し掛けて「ブッシュの命令をきいて数千発ものミサイルを打ち込むアメリカの兵士」は戦争犯罪人として断罪されないんだろう? そして当のブッシュ本人は?
 それにしても、こんな説得力のない演説でも、さっさと支持を表明してしまう日本の政府っていったい……? でも、こんな首相や内閣の存在を許しているのは、くやしいけど我々日本国民なんだという事実。

 ところで、きょうは昼から横浜のパシフィコ横浜というところで行われたアドビシステムズ社(グラフィック関連ソフト会社の最大手)の無料セミナーに参加してきました。やはり「百聞は一見に如かず」。前から疑問に思ってたことも質問できて納得のいく説明が聞けたし、それだけでも行った甲斐があったというもの。こういう地道な活動の積み重ねがその会社への信頼感を育むんだと思うなぁ。
 前に、クォーク社のアップグレード代金が高いという話を書いたことがありますが、そのクォーク社がつい最近「アップグレード半額キャンペーン」というのを始めました。一瞬「半額なら……」とも考えましたが、今さらアップグレードしてもほとんど意味がないことに気づきやめました。
 ひところは、あれだけレイアウトソフトとしてのシェアを独占していたというのに、今や「クォークジャパン」の社員は数人にまで減らされ、次のバージョンについては開発のメドすらたっていないとか。まさに「おごる○○○は久しからず」です。DTP関連のメーリングリストを見ていても、今やまったくユーザーから信頼されてないということがよくわかります。なんだか明日の○○○○を見る思い?

 話はかわって、きのう書いた確定申告の印鑑押し忘れの件、電話をしたら「このままで結構です」と言われました。う〜ん、ありがたいような……。


2003/03/17(月)

 確定申告、なんとか終えました。といっても、受付終了の夕方5時には間に合わず「時間外収受ポスト」に夜7時すぎに入れてきたということなんですが。(いちおう電話でたしかめ、それでいいという返事はいただいてましたけど。)
 ところが、やはりあわてるとろくなことはない。なんとポストに入れ終えた瞬間に印鑑を押してなかったことに気づいたんですよねぇ。明日電話してどうしたらいいか聞くことにします。がっくり。
 いつも最終日に出してから「来年こそ余裕を持って早めに出そう」と思うんですが……「来年こそ余裕を持って早めに出すぞ〜」と今年も思ったことでした。

 さて、米・英・スペイン3国首脳会談、「(ブッシュらが)最後通告を突き付けたのはフランスに対してだ」というような解説がされてました。それって、「いつまでも反対を続けるんならもうイラクの石油利権は俺たちだけで山分けするけど、それでもいいんだな」と脅したってこと?
 また、テレビ朝日のニュースステーションでは、アメリカの「戦争を支持するサイレント・マジョリティ」の様子を紹介してましたが、それを見てて「アメリカが世界に君臨する時代ももう長くはないかもなぁ」ということをあらためて感じました。アメリカ人の多くは、自分たちの国が世界に対してしてきたことやこれからしようとしていることの意味がわかっていないしわかろうともしていない。
 たった今テレビのニュース速報として「米英が新決議案の採決を求めず」というテロップが流されました。「世界にとって決定的な日となる」とブッシュは言ったそうですが、私には「アメリカ帝国の終わりのはじまり」の節目となった日のひとつとして記憶されるような気がします。もちろん「対イラク侵略戦争」開戦となれば、彼らは表面的には圧勝することでしょうが……。

 ところで、まさに「そのとおり!」と思いながら読み、早くアップされないかと思っていた「国民健康保険の危機を打開し住民のいのちと健康をまもるために」という日本共産党の政策文書がこちらにアップされました。国保の方も健保の方も、本人3割負担問題に関心のある方はぜひご覧になってみてください。
 また、『生活教育』4月号の特集テーマ「なぜ変える教育基本法」、5月号の特集テーマ「少人数授業から少人数学級へ」とも関わりが深いし、「これはタイムリー!」と思いながら読んだ「ゆきとどいた教育の条件をととのえるために――日本共産党の緊急提案」という文書も全文がこちらにアップされていますので、あわせて紹介しておきます。


2003/03/16(日)

 春恵と松本さんの二人展がきょう無事終了しました。思わぬ人やなつかしい人が訪ねてくださったそうで、松本さんもそうでしたが本人も満足の様子。また、展示した作品もほとんどお買い上げいただいたそうで、あらためてたいしたもんだと思いました。

 宮谷さんの連載第7回、アップしました。テーマは「靖国神社」です。


2003/03/14(金)

 昨年の5月から通っていた歯の治療、きょうでほぼ終了です。あとは最終チェックをして問題なければそれで完了とのこと。きょう払った治療費は47,080円でした。やっぱり3割負担の国保はきつい! もともと、政管健保が2割負担に引き上げられた時にいずれは国保もそれにあわせて2割負担に引き下げるという話だったのに、いつのまにかそれが3割負担の国保にあわせて健保も3割負担にするんだというふうにすりかわってしまったわけで、まったく納得のいかない話です。

 ところで、「ビバ・ウルグァイ!」の本にかかわって、きょう、著者の井上さんからまたうれしいメールをいただきました。

昨日は幕張メッセのFOODEX2003に後藤さんといってきました。
ちょうど在日ウルグァイ大使ご夫妻も見えられ大変喜んでいただいております。
内容はこれから訳してもらいながら読みますが、まずは表紙、表題がすばらし
いと満足されていましたしこれから大いにウルグァイの広報に利用させていた
だきますとのことでした。5冊を寄贈し展示してあるそうです。

http://homepage2.nifty.com/~chujo/viva_uruguay.htm
http://www.infoseek.livedoor.com/~chujo_ino/viva_uruguay.htm
ここに幕張メッセでの写真を掲載しました。

その後、新宿の国際協力事業団で望月理事にお会いし、ウルグァイに行く専
門家、シニアボランティアの関連に購入してもらうべく指示すると言われました。
その他協力隊事務局長など3名の幹部の方々に置いてきました。
お知らせまで。

 文中の「後藤さん」は共著者の方。ウルグァイ大使の方に「表紙がいい」と言われたと聞けば、お世辞だとわかってはいてもやっぱりいい気分だなぁ、うん。

 話は変わって、きょうのニュース23では、ブッシュらの戦争政策を熱烈に支持するアメリカの大学生グループの様子が紹介されてました。リーダー格の男子学生が「この戦争の大義」について、私には空疎としか思えない熱弁をふるっていましたが、一方こちらには、やはりアメリカの13歳の少女の、それとは対照的な訴えが載っていました。
 あらためて思うのは、アメリカ人にもいろんな人がいるということ。イギリスだって国民の多くはイラク攻撃反対だというし、日本だってそうでしょう。やはり憎むべきは「儲けのためなら戦争でも何でもする人々とその手先」なんですよね。


2003/03/13(木)

 02/26と03/05のところで紹介した毎日新聞朝刊の「記者の目」、ほかの記者の方はどう思ってるんだろうと注目してたんですが、12日付に小倉さんというカイロ支局の方が、13日付に石郷岡さんという外信部の方が、それぞれ反論的な内容の意見を書かれてます。
 こういう意見を読みたいと思ってたんで、うれしくなりました。
 今のイラクはたしかに民主的国家とは言えないようだし、だからこそブッシュの「中東を民主化する」というごう慢な物言いも一定の説得力を持ってしまうわけですが、そのうさんくささ、いかがわしさ、をちゃんとおかしいと指摘する視点がなくなってしまったら、新聞は政府の広報機関になりさがってしまう。その意味で、少なくとも「毎日」には、まだそれが残っているらしいということがわかり、心強く思いました。

 ところで、確定申告の提出締め切り(3/17)が迫ってきました。明日はシミュレーションの仕事と歯医者の予約が入ってるし……、結局、今年もまた最終日の提出になってしまいそう。


2003/03/12(水)

 今朝、『生活教育』4月号の入稿を無事終えることができました。ふぅーっ。
 午前2時30分に家を出発、午前4時15分帰宅。いつも通る市ヶ谷の自衛隊駐屯地先の道路が通行止め(一瞬緊張しましたが、前の日に市ヶ谷の近くであったテロ未遂事件?とは関係なさそう、単なる道路工事みたいでした)になっていて、ぐるっと遠回りさせられたわりには快調なドライブでした。(いつもほぼ同じコースなので所要時間を測ってます。きょうの「タイム」は歴代3番目くらいだからかなりの好成績?でした。)
 大日本印刷のわきを通ったらこんな時間でも作業してる人がいてびっくり。それと新潮社本社ビルの前もはじめて通りましたが、玄関前に客待ちタクシーの列があって、ここにも徹夜で仕事してる人がいるんだなぁ、と。
 あと、調布からの鶴川街道、京王線の踏切を立体交差化する工事がいよいよもうあと一息という感じ、になってました。

 ところで、4月号からの新連載、もう1本の宣伝を少々。
 三上満さんの新連載については03/03のところで紹介しましたが、もう1本の新連載は村瀬幸浩さんの「思春期の子育て──性と自立を見つめて」です。
 村瀬先生は私が和光の専任教員をしてた頃の同僚(ちょっとおこがましいけど)です。先生の総合「人間と性」は生徒にも人気の授業でしたが、今は一橋大、津田塾大、東京女子大で「性教育論」などの講師をしてらっしゃるとのこと。以前我が家の娘が公立小に通ってたころ、PTAの成人学級の企画で先生をお招きしてお話をうかがったことがあるんですが、この時も参加者には「わかりやすい」「おもしろい」と大好評でした。
 『生活教育』の読者ではないという方、これを機会に定期購読いかがですか?

 話はかわって、きょうの午後、私が20数年前に和光で最初に担任をしたクラスの卒業生Yさんが我が家を訪ねてくれました。
 昨年まで約6年間、ニューヨークのデザイン事務所でグラフィックデザインの仕事をしていた女性です。グリーンカードではなくワーキングビザで働いていたため、期限切れで帰国せざるをえなかったとのこと。しばらくは日本で仕事をしようと思ってるがなかなかみつからないと嘆いてました。「アメリカで働くのも楽じゃなかったけど、日本みたいに『こちらの年齢を言っただけでもう話もきいてくれない』ということはないんですけどねぇ。もう『就職』はあきらめて在宅で仕事しようかと思って、それなら先生(私のことです)の仕事場を見せてもらおうかなぁと……」が来訪の目的だったんですが、お役に立てたかどうか……。
 でもあいかわらず元気で前向きで、こちらも刺激を受けたひとときでした。

 またまた話はかわって、このすぐ下03/10のところで紹介した文書の「続編」が、きょうこちらにアップされました。タイトルは「石油強奪と戦争特需:対イラク戦争は石油=軍事帝国アメリカの“巨大公共事業”──『石油動機説批判』『石油無関係説』のいかがわしさ」。
 内容は、最近強まってきたという「この戦争の主目的は石油ではない」という主張についての反論、それからブッシュ政権がかかげてきた「対イラク戦争の目的」の「変遷」とそのばかばかしさなど。だいぶ長い文書ではありますが、前回に引き続き「なるほどなぁ」と思いながら拝見しました。


2003/03/10(月)

 今朝、原稿を1本いただき、4月号の『生活教育』もようやくあと一歩というところまできました。ただ残りの一歩は「明日には必ず」、つまり「きょうはもらえない」ということなので、印刷所の方には申し訳ないんですが……。

 今イラクがやらされているミサイル廃棄(すでに半分近くが廃棄されたそうですが)、イラクがいくら廃棄しても「不充分」「もう遅い」と相手にせず、「新たな安保理決議の可否にかかわらず17日を期限に攻撃を開始する」とアメリカは言ってるんだから、なんだかこれでは国連がアメリカ軍の「侵略」の手助けをしてるみたいに見えてしまう。
 査察と廃棄に関わっている方たちは、もちろん「平和的解決」への一縷の望みをもって必死の思いでやっているはずだしそう信じたいけれど、ミサイルが廃棄されたとたんにアメリカが攻撃を始めるというんでは……というようなことをここ何日か、「きょうは何発廃棄されました」というニュースを見て思ってたんですが、そんなことも含めて、今アメリカがやろうとしていることが「どれだけ非人道的な大虐殺(特に子どもたちの)をひきおこすことになるか」ということを、ズバリと指摘している文書がこちらに掲載されていました。
 少なくとも、政府首脳や「お抱え弁護人」らが言う「イラクは12年間も約束を守らなかったんだから攻撃はやむをえない」とか「日本はアメリカの同盟国であり、アメリカを支持することが国益にかなう」というような話よりはずっとずっと説得力があるし、こちらの心にせまってくるものがあります。


2003/03/09(日)

 昨日、早乙女愛さんから連載第10回の原稿をいただいたので、あと2本です。
 早乙女愛さんの連載は、昨年の7月号がスタートだったため、今年の6月号まで引き続きお楽しみいただけます。今回の内容は「国家」がキーワード。コスタリカの芸術学校でのロケの際に、仲村清子さんの踊りを見つめる子どもたちの様子を見ながら、早乙女愛さんは何を思ってらしたのか……、どうぞお楽しみに。

 きょうは朝から『生活教育』4月号の版下づくりをしていますが、「ながら」で見ていたきょうのテレビ朝日「サンデープロジェクト」の特集、「イラク攻撃の真相?B『米国の反戦運動を情報操作がつぶす』〜これが権力のプロパガンダだ〜」は興味深い内容でした。
 91年の湾岸戦争の際、米軍の参戦を認めるか認めないかで議会がもめていた時、それを参戦という方向に一気に傾ける上で「決定的な役割」を果たしたとされるのが、「クウェートからの亡命少女」ナイラ(15歳)の「病院へ侵入してきたイラク兵士が赤ちゃんを保育器からとりだして床にたたきつけるのを見た」という「涙ながらの証言」だったが、それが実はまったくの「やらせ」であり、「亡命少女」とされたナイラは当時の駐米クウェート大使の娘だった、という話を紹介していました。
 ことの真相が明らかにされたのは湾岸戦争が終わって1年後のことだったそうですが、この「やらせ」を仕掛けたのがある広告代理店(名前も言ってましたが、忘れました)で、それを600万ドル(たしか)で依頼したのが全米クウェート○○とかいう団体。両者へのインタビューで「プロとして顧客のために最善をつくした」「いい仕事をしてくれたと満足している」と当事者のそれぞれが話している姿を見ていて、とても複雑な気持ちになりました。
 政治が金で買われている実態は、今の日本でも日々報道されていますが、戦争すらこうして金で買われている、そのことがよく描かれていたと思います。
 この番組ではふれていませんでしたが、湾岸戦争の時の「プロパガンダ」では、「油まみれになって苦しむ水鳥」の写真を「イラクがペルシャ湾に原油放出したせいでこんなひどいことが起きている」とイラクを批難するために大々的に利用したが、実はその原油は「アメリカの空爆で破壊された原油貯蔵施設から流出した」ものだった、というのも有名な話ですよね。(と言っても私もうろおぼえだったので、ネットで検索して確かめたんですが。)
 番組の最後の方で、「イラクを米軍が『解放』した時には、バグダッド市民が星条旗を持って米兵を歓迎するというシーンが必ずテレビでながされるだろうが、それはそのまま次の大統領選へのプロパガンダとして利用される」という話につづけて、「クウェート解放」の際にクウェート市民が手にしていた星条旗もアメリカの広告代理店が事前に用意していたものだったと紹介されてました。そして、「今やアメリカ自体が最大の広告代理店だ」とのコメント。
 司会の田原総一郎という人を見ているとだいたい不愉快になってくるんで、途中でチャンネルを変えてしまうことも多いんですが、時々こういう秀逸なレポートが放送されるから、やはり見逃せない番組のひとつです。

 ところで、森本敏(拓殖大学教授)という人、最近よく見るなぁと思ってたら、今朝のサンデープロジェクトにつづいて、フジテレビで今(夜10時半〜)やってるEZ!TVにも出てますね。穏やかそうな顔とソフトな語り口でちょっといい人そうに見えるんだけど、この人、政府の弁護人みたいなことばっかり言ってる。
 で、どんな人なんだろうとヤフーで検索して調べてみたら、「1941年生まれ。防衛大学理工学部卒業後、防衛庁入省。昭和54年外務省入省後、在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など、一貫して安全保障の実務を担当。平成4年より野村総合研究所主席研究員(平成13年退職)。平成12年より拓殖大学国際開発学部教授、PHP総合研究所主席研究員。専門は安全保障、軍備管理、防衛問題、国際政治」という略歴の人でした。また、今はその他に「民間憲法臨調」なる「改憲」推進団体の代表委員もつとめているとのこと。
 防衛庁から外務省、で駐米大使館から情報調査局かぁ、なるほど、これなら政府のスポークスマンみたいな解説になるのも当たり前。いかにも識者みたいな顔をしてテレビで発言するのに、大学教授という肩書きって便利だなぁ、と思ったことでした。


2003/03/08(土)

 「ちょっと紹介」だったつもりが、もう4回目になってしまいましたが、冷泉彰彦さんの『from 911/USAレポート』、今週もこちらで紹介しておきます。
 昨日ふれたブッシュ大統領の会見について、特に記者との質疑の様子について詳しく紹介されています。私はテレビのニュースで放映された一部分を見ての印象を書いただけですが、「理性にもとづく行動」から「感情にまかせた行動」へ変わったことの危険性、と冷泉彰彦さんは書かれてますね。

 きょうは“WORLD PEACE NOW”on 3/8(sat.) という市民による集会とデモが東京・日比谷でありました。こちらにその模様が写真入りで紹介されています。たしかにあの会場に4万人というのはすごい!

 きょう「ライブラリー」の「ファッションと風影」に第6回分をアップしたんですが、テーマは「戦争」。子を持つ親になってはじめて「戦争」が見えてきた、とおっしゃる宮谷さんの思い、ぜひご覧ください。


2003/03/07(金)

 きょうのTBSニュース23にSMAPが出て、「世界に一つだけの花」という歌のこと話してますね。私は「僕の生きる道」というテレビドラマの主題歌として知ったんですが、歌詞をぜんぶ聞いたのは今夜が初めて。で、やっぱりいい歌だなぁ、とあらためて思いました。(よそ様のページですが、歌詞はこちらで見れます。)

 石原都知事の「再出馬宣言」、おおかたの予想どおりでしたね。私ははずれ。
 でも、聞いてて違和感を感じたのは「東京をテコに国政を変える」というような言い方。「憲法なんて私は認めてない」とか最近も言ってましたが、国を変えるために東京の知事になるというのはやっぱりヘンです。

 ブッシュ大統領の会見、まるでいじめグループの親玉が「俺の言うことを聞けない奴は聞けるように痛いめにあわせてやる。誰がなんと言おうと俺はやるぜ」とうそぶいているみたいに見えました。で、「俺といっしょにやらないと、次の標的はおまえだぜ」って。
 ニュース23の最後のところで、キムタクが「イラクもオンリーワンだと思うんですよね」と言ってましたが、ブッシュの言葉にはこういう温かみがまったく感じられない。政治家にそんなもん必要ないんだと言われるかもしれませんが、でも、「憎悪」からは「新たな憎悪」しか生まれない、とやっぱり思うなぁ。


2003/03/06(木)

 忙しくなればなるほど、不思議と本が読みたくなってきたりします。そういうことありません?
 きのう灯油を買いにガソリンスタンドへ行った帰り、ふらっと寄った本屋で『帝都東京・隠された地下網の秘密』という本(「毎日」3/3付夕刊の「ほんの森」で紹介されていて気になってました)を見つけてしまったもんだから、もういけません。「買ってはいけない」と思いつつやっぱり買ってしまい、「読んではいけない」と思いつつやっぱり読みはじめてしまいました。
 で、たしかに面白い。
 説明がすぐには理解できないところも多いし、「これ誤植だろう」というところも何か所かあったりするんですが、それを補ってあまりあるだけの「熱」のようなものを感じてます。「つづきはまた今度」と自分にいいきかせてるんですが……。

 それとついでで、前に紹介した『アメリカの正義に惑わされるな』の読後感もちょっとだけ。
 「話のつながりがわかりにくい」という最初の印象は、結局最後まで読んでも変わりませんでした。文章が練られていない(例えば、Aという書き出しならBという言い回しで終わるはず、という文章がそうはならないというところがけっこうたくさんあって、それだけでもすごく疲れてしまうんですよね)点が気になってしまうというのは、内容的には磨けば光る素材がたくさんつまっていると思えただけに残念でした。
 だから「お勧めです」とは言いにくいんですが、でも、対イラク戦争のそもそもを考えるという点では、なるほどと思うことがいっぱいあったのもたしか。
 クウェートという国の成り立ち自体に、大国の思惑が色濃く反映されているということや、フセインがクウェートを「侵略」したのもアメリカがそうしむけたという面が強いということ(つまり、巧妙に追いつめて日本の側から戦争を仕掛けさせ、正義の味方面して徹底的にやっつける、最後には日本人をモルモットがわりに核兵器の「実験」までやってしまうアメリカという国のしたたかさ?が、イラクに対しても発揮されているということでしょう)など、おぼろげながら見えてきたように思います。
 いつもどこかで戦争をしていないと国自体が成り立たなくなっている今のアメリカ、アメリカにはいろんな側面があるし悪い面ばかりでないことは認めるにしても、そんなアメリカ(「アメリカ人」一般ではなく、今はブッシュという名の“役者”が表面上のリーダーをつとめている「国としてのアメリカ」ということ)がかかげる「正義」に惑わされずにしっかりとその本質を見つめてほしい、そういう著者の思いは汲み取ったつもりです。


2003/03/05(水)

 2月26日のところで「毎日」朝刊「記者の目」にのった高畑さんという論説委員の方の文章を紹介して批判しましたが、実は、そこに書いたのとほぼ同じ内容(書き方はもう少していねいなものにしましたが)で毎日新聞宛にメールで「感想」を送っていました。そしたらきょうの夜、ご本人からお返事のメールが。

 小生の「記者の目」記事に対してメッセージを頂きまして、ありがとうございました。読者の方々の声を直接うかがうことが私どもにとって何よりの励みになっております。お返事が遅れました失礼をお許しください。おわびと共に、心から感謝申し上げます。

 記事の反響に関しましては、本日までに郵便を含めて100通近い反響を頂き、ほぼ2対1の割合で支持と激励を頂いております。イラク問題の真の本質を冷静に見据える上で、心強い限りでした。

 ご質問の中で、思わせぶりということですが、これは記事の長さに厳しい制限があるためで、他意はありません。戦争反対という水戸さんのお気持ちは大切で、「そんなことも知らないで反戦というな」などというつもりは全くありませんので、誤解しないで下さい。問題は、戦争に反対し、戦争を回避するために何が一番よいかということです。反戦運動のすべてがいけないというつもりもありません。反戦運動の目的、対象、狙いなどをよくみんなで考えて行動すべきだと提起したつもりです。

 イラクに関して言えば、12年前に湾岸戦争を起こした罰として大量破壊兵器を完全に廃棄するよう国際社会の総意として国連安保理から命じられました。それを12年たってもイラクが守ろうとしないから、現在の問題となっています。米英は武力制裁の脅しをかけないと、イラクのフセイン政権が言うことを聞こうとしないと非難し、軍事的圧力を加えています。実際、過去4年間は査察官の入国すら拒否していたのですから、軍事的圧力なしには査察が進まなかったことはご承知だと思います。

 8首脳共同書簡というのは、安保理が結束してイラクに強い圧力を加えないと大量破壊兵器の武装解除ができないという趣旨で、英、スペイン、イタリア、チェコなどの首脳が発表したものです。さらに同じような趣旨で、東欧10カ国の外相が共同声明を出しました。その解釈によって、賛否両論があるのですが、狙いはフランス、ドイツが武力行使、武力制裁に反対していることを批判するものです。反戦運動の中には、いかにも米英が戦争をしたがっているように訴える人々がいますが、実際は必ずしもそうではありません。武力の脅しがなければ、査察すら再開されなかったからです。フランス、ドイツは最後の手段としての武力行使を否定していませんが、それにしてはそのための軍事的包囲網を自らの負担で進めてきたのは米英だけで、フランス、ドイツは一銭も身銭を切っていないし、兵隊の貢献をしているわけでもありません。フランス、ドイツ、ロシアなども兵隊を派遣してイラクに圧力を加えている中で、「まだ武力行使は早い」と主張するのなら、もっとわかります。それもしないで、フセイン政権に対して小出しでごまかせば戦争を避けられると教えるようなものではないでしょうか?
 シラク大統領は、安保理では米英に対して「色々な意見を聞け」と要求していながら、東欧諸国には「余計な発言をするな(新参者は黙れ)」と言っています。色々な意見を聞くべきなら、東欧の声にも耳を傾けるべきでしょう。東欧諸国には、冷戦時代に西欧が米国の軍事力によって安全を図ってもらい、その中で繁栄を楽しみながら、東欧の窮状には見て見ぬふりをしてきたのではないか、といううらみつらみや、複雑な感情があります。同じような感情は、今は表に出ないけれども北朝鮮の人々の中にもあるのではないかと思います。それ以上に、必要な時には国連や国際社会が強い意思を持たないと平和が守れないという認識が強くあります。チェコのハベル大統領は東欧の良心として知られ、ソ連崩壊とチェコの政治改革の際には一切の流血や復讐感情を持たないように国民を説得してきた人です。

 記者の目コラムでは、今後社内のさまざまな意見を展開する予定です。私自身も、近日中に紙面であらためてその後の経過をご報告するつもりでおりますが、引き続きどうぞよろしく毎日新聞をご愛読下さい。
 末筆ながら、世界情勢を反映するかのように、寒暖交錯の日々が続いております。どうぞご自愛くださいますように。

高畑 昭男 拝復
**********************************
毎日新聞論説委員

 こうやって「一人ひとりに返事を出してるんだぁ」とちょっと感心。このメールの内容を読んでも納得できない思いは残りますが、ともかくそのこと自体には素直に敬意を表したいと思って、紹介させてもらいました。

 ところで、きょう行った歯医者の待合室で『戦争中毒』という本(こちらのページで「OPEN JAPANのTOP PAGEへ」をクリックしていただくと本の紹介ページへの入口があるページへ飛べます)発見。監修のきくちゆみさんのお名前やご意見は、「Y2K」問題(コンピュータが2000年を迎えると暴走するのではと騒がれたあれのことです)のメーリングリストでしょっちゅう拝見していた(そこでは原発の安全性を問う発言が多かったと記憶していますが、東京電力福島原発の技術者の方とのやりとりはなかなか興味深かったです)ので、「今はこういう活動をされてるんだぁ、あいかわらずエネルギッシュな人だなぁ」と、ちょっとうれしくなりました。(実は、2月27日のところで紹介した「アメリカ便り」を書いているのは、このきくちゆみさんではないかと密かに?思ってました。で、ますますその可能性が高くなったなぁ、と。もっともだからどうしたと言われてもそれだけのことなんですが。)

 あと、きょうも「しんぶん赤旗」に「『愛国心』規定は違憲の恐れ」と題して、「教育基本法見直しに関わって教育関連25学会の会長が連名で要望書を提出した」という記事が。「毎日」にもこれに関しては簡単な記事が載りました。また自民党の動きを伝えるこんな記事も。あわせて紹介しておきますね。


2003/03/04(火)

 きょうは、中野先生に特集論文のゲラをファックスで校正していただきました。それと、石川の川崎先生から「今月のうた」、和光鶴川小の島田先生から「総合学習・私たちの提案」の原稿を、それぞれメールでお送りいただいて、残りはあと3本かな? 現在執筆中の先生方、よろしくお願いいたします。

 「毎日」には載りませんでしたが、きょうの「しんぶん赤旗」には「中教審の基本問題部会に昨日、最終答申の素案が事務局から提出された」という論評記事とその素案(要旨)が載っていました。
 それから、昨年11月14日に出された「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について(中間報告)」の全文は、文部科学省のウェブサイトのここに掲載されていますので、あわせて紹介しておきますね。


2003/03/03(月)

 夕方、4月号の特集論文の原稿を中野光先生からファックスでいただき、今までそのテキスト入力をしていました。題名は「教育基本法の価値の再発見とこれからの教育改革」。
 内容は4月号でお読みいただくとして、昨日紹介した記事の中にもあった「地方公聴会」には、中野先生も意見表明を希望する旨の申請をされていたとのこと。残念ながら意見表明の機会は与えられなかったそうですが……。
 もうひとつ、先の湾岸戦争の後、アメリカで「9条の会」(日本国憲法第9条のことです)というのをつくって反戦平和の活動をしている方(チャールズ・オーバービーさん=元米軍パイロット、オハイオ大学名誉教授)がいるということも知りました。(その「9条の会」のウェブサイトはこちら。英文ですが)
 それにしても、日本国憲法や教育基本法がかかげた理想や理念の実現を、強権的な手段ももちいながら妨げてきたのはいったい誰だったのか? あらためて怒りが湧いてきます。

 ところで、きょうの「しんぶん赤旗」に、「都知事選への新しい取り組みについて」という日本共産党議長・不破さんの話がのりました。
 実は、「今度の都知事選に“革新無党派”の候補者を立てられなかったのは残念なこと」というふうに私も思っていたので、「そうではないんだよ」と自分に言われているような気持ちでこれを読みました。
 「『無党派だから得票が増える』は事実に反する」や「90年代の3回の都知事選は、3回とも『得票の谷』になった」というのは、そう言われればたしかにそうなんですよね。
 前回の都知事選では、三上満さん(全教委員長、全労連議長などを歴任。実は4月号から『生活教育』に連載をご執筆いただくことになっています。「教育、生活、宮沢賢治」がそのシリーズタイトル。どうぞお楽しみに!)というすばらしい候補者が立ってくれたにもかかわらず、66万票しか取れずに落選。「今度こそ勝つぞ」という思いが強かっただけにずいぶんがっかりしたんでした。
 それと、日本の公職選挙法というのはたしかにひどい。文中に出てくる相模原市長選と県議補選というのは、補選の候補者が親しい知人のお身内だったこともあり私も応援のビラまきに行ったのでよ〜く覚えています。で、市長選のビラに候補者の名前が入ってないもんだから不思議に思って、「なんでですか?」と事務所の人に尋ねたら「選挙法が改悪されて、法定ビラであっても候補者名は載せられなくなったんです」と言われて、本当にびっくりしたんですが……。
 ともかく、これを読んで、すっかり元気になりました。かなり長い文ではありますが、私と同じように「“革新無党派”の候補者でなくてがっかり」と思ってた方には「必見」です。


2003/03/02(日)

 きょうで、懸案だった丸木先生の「わたしと沖縄」のテキスト再入力を完了し、連載を完結することができました。
 私は1953年生まれだから戦争の実体験はないのですが、それでも子どもの頃、駅前などで白衣をきた傷痍軍人の方の姿はしばしば目にしましたし、その時の印象は今でも強く残っています。親からも戦争の時は本当にたいへんだったという話はよく聞かされました。(父は満州で4年間の兵役をつとめて帰国、その後再召集され米軍の本土上陸に備えた陣地構築の任務についている時に終戦を迎えたとのこと。母は東京山の手の空襲で住んでいた家を焼かれ、親戚のところで肩身の狭い思いをしたそうです。)
 でも今の若い世代の人たちは、自身はもちろんですが親も戦争体験がないという方がすでにずいぶん多いのでは? 完結した「わたしと沖縄」、まだご覧いただいてない方にはぜひ読んでいただきたいです。

 ところで、きょうの「しんぶん赤旗」に教育基本法の「見直し」をめぐる動きについての記事が載っていました。審議時間の短さにも驚きますが、「諮問側が答申側へ」というのにはびっくり。こんなでたらめなやり方で教育のあり方の根本となる法律を変えてしまうなんて、あまりに傲慢だし不遜です。


2003/03/01(土)

 きょうから春恵と松本さんの二人展がスタート。朝から1日あいにくの雨でしたが、会場には10人くらいの方が見にきてくださったとのこと。会期は16日(日)までの各土日6日間、会場はこちら。よろしかったら見にいらしてください。

 きょうの「毎日」朝刊、「発信箱」というコラムで知った川柳、「感動をしたがるだけでさせぬ人」には、思わず笑ってしまいました。
 しかし、そういう人が責任ある地位にいるという現実を思えば、笑ってばかりもいられませんが……。

 きょうは土曜日、冷泉彰彦さんの『from 911/USAレポート』が配信される日でした。で、今週号はこちら
 今アメリカは「無気味な静けさ」とのことですが、そういえばきょうの「毎日」夕刊「メディアの手習い」というコーナーでも、今アメリカで「都市型サバイバルキット」なる商品(高品質ガスマスク、全身用防護服と手袋、ハンマーなどのサバイバルグッズを大きめのスポーツバックにパックしたもので、約7万円とのこと)が飛ぶように売れているという話が紹介されていました。
 今晩9時からのフジテレビ・ゴールデンシアターでは、98年のアメリカ映画『エネミー・オブ・アメリカ』が放映されましたが、あれはけっして「映画の中だけの絵空事」ではなく、アメリカ国民自体がすでに「国家」によって監視され、コントロールされている(それは日本についても言えることですが)ことの反映なんだと思いました。
 アメリカが関与する戦争のきっかけとなった「危機」は、これまで常にアメリカ自身の手によって作られてきたものというのが、2月22日のところで触れた『アメリカの正義に惑わされるな』という本で著者が伝えたかったことではないかと受け止めているんですが、「無気味な静けさ」には、まさにこれからそのきっかけとなる「危機」が再び起きるのかもしれない、という怖れや予感のようなものが人々の心の中に静かに醸成されつつある、という意味もあるのかもしれません。

2003年2月分へ 現在へ戻る 2003年4月分へ